私の起業物語」 エピソード3
「私の起業物語」をテーマにコラムを書くことになりました。
働く女性の幸せマインドを育てる ライフコーチ 樫村由香です。
さて、前回は迷いながらも最初の一歩を踏み出したところまでお伝えしましたね。
今回は最初にやってきた試練についてお伝えしたいと思います。
ライフコーチングを学んだスクールは電車に揺られ1時間ちょっとの場所にあります。
私は久しぶりに自分の学びのために週末丸一日を過ごすことにワクワクしていました。
この先どんな変化が起こるんだろう。
どんな新しい世界が待っているんだろう。
今日一日送り出してくれた夫と娘、二人で何をして過ごしてるかな。
ワクワクとドキドキが入り混じった気持ちでスクールのドアを開けました。
私はいつもこんな感じの瞬間が好きです。
新しいところに一歩踏み込む時の感覚。
新しい出会いや学びや気づきの経験が増えていく時。
スクールのカリキュラムは月1回終日の集合トレーニングと毎週1回のオンライントレーニングという構成。
働きながら2歳児の子育てしながらの私にとって最大の難関は、オンライントレーニングまでに子供を寝かしつけること。
たまに寝落ちしてハッと気付いたら開始5分前とかもありました。
時間までに寝ないので布団の横でスカイプしたこともありました。
けっこう毎回ギリギリのところにいたような気がします。
そうこうしているうちにカリキュラムの半分が過ぎた頃、ありがたいことに妊娠がわかります。
前回のことがあったので、妊娠が継続できるかどうかとても不安でいっぱい。
でも、今回は大丈夫かなと半分以上期待を持っていました。
なんだか少しの出血がみられたので病院へ行くと、
「このまま育つかどうか分からないので絶対安静にして下さい」と医師から言われます。
絶対安静とはトイレ以外は横になっている状態です。
ずっと横になっているしかないので気の紛れようがありません。
トイレに行くたびに出血していませんようにと祈る毎日。
怖くて怖くて仕方ありません。
また私のお腹から命が去ってしまうのだろうか。
神様お願い、もう連れていかないで。
1週間後、経過を見るために病院へ。
もう1週間様子をみることになり再び同じような時間を過ごします。
気のせいか出血が少しづつ多くなってきます。
今回もダメなのかな、、、。
いやいや、母である私が諦めてはいけないよね、ごめんね。
毎日ふと気づくと涙が止まらない状態。
病院の予約が入っていた前日夜。
明日、なんて言われるんだろう、怖いなぁ。
ダメと言われることも覚悟しよう。
でも最初からそう覚悟していくと今お腹の中で頑張っている命に失礼じゃない?
あれ、そもそも覚悟って何?
その時、コーチングスクールのメンターから『覚悟』とは何があっても受け入れて乗り越えることだと教えてもらったことを思い出しました。
そうか、明日何と言われても受け入れて乗り越えるしかないんだ。
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